イベント会場での犯罪を抑止する小型隠しカメラ

田中玲子

2016年01月05日 18:12


実用的な機能を備えた新しいスマート屋外用防犯監視カメラだ。具体的には車庫の前にいる車や、外で待っている人、あるいは庭を走り回るペットを検出することができる。


Wi-Fiネットワークと繋がっていれば、スマートフォンに通知を送り、家の前で起きていることをビデオストリームで見ることができる。通知画面では、外に人がいるのか、車がいるのか、動物なのかも知らされる。


カメラの上には大型の白色ライトが付いていて、車庫前の照明としても機能する。すでに照明を設置している人は、Netatmo Presenceに置き換えるだけでよい。しかし、Presenceの赤外線カメラの撮影もできるので、明るい照明を使わずに録画することもできる。



あらゆる部分がカスタマイズ可能だ。例えば通知をオフにしたり、誰かが家の前にいるときだけビデオを録画することができる。ビデオは1080pで記録され、micro SDカードに保存される。利用料金は不要で、ビデオが会社のサーバーに保管されることもない。


カメラの利用場面はいろいろ考えられるが、これは何よりもまず監視カメラである。配達人が玄関前に荷物を置いていったときにも役にたつだろう。あるいは、部屋の掃除に誰かが来るのをモニターすることもできるし、パーティーを開いたとき、うるさすぎてドアチャイムが聞こえないときにも貴重な存在だ


東京電力は28日、福島第一原発2号機の建屋内にキツネのような動物が入り込んでいるのが見つかった、と発表した。21日午前6時ごろ、格納容器の横の区画にある隠しカメラに7~8分間、映っていた。その後は確認できず、外に出たかどうかはわかっていないという。


 東電によると、動物は体長約1・3メートルほど。2号機の格納容器への搬入口付近を行き来する姿を断続的にカメラがとらえ、作業員が気付いた。この付近は高いところで毎時10シーベルトほどの高線量で、人の立ち入りは厳しく制限されている。東電はロボットによる除染作業を進めていた。


 動物が入り込んだ経路は不明だが、東電は「ケーブルを入れる隙間や、事故で破損して修理が終わっていない扉などから入り込んだ可能性はある」とみる。廃炉に向けた作業に影響はないとしている。



天井まで「高密度」利用 三菱電機の監視カメラ工場


住宅や事務所、イベント会場での犯罪を抑止する小型隠しカメラの需要が国内外で伸びている。施設運用者や利用者の防犯意識の高まりだけでなく、テロ対策で担う役割も大きい。一方で監視カメラは組み立てや性能検査などで製造に手間のかかる製品だ。作業効率をいかに高めるか。三菱電機は工場の空間を余すことなく使った高密度の生産ラインに解を見いだした。




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